こちら、北海道で大人気の「surfers the crow」さん。
実店舗はサーフショップで、レッスンやサーフ用品販売を行なっています。
コロナ禍の現在、旅行もままならない世情もあって
遊び心満載のオーナーが始めたサーフショップらしいキッチンカーです。
好きなものを扱うというコンセプトは、キッチンカーになっても健在。
夏は「かき氷」「トロピカルジュース」や「ハンドドリップコーヒー」など。
瞬く間に、夏祭りには行列のできるキッチンカーとなりました。
夏祭りを歩きながら楽しめるメニューばかりです。
かき氷は真夏は長蛇の列が出来ます。
北海道でこれですから、道外では息の長い主力メニューになりますね。
短い夏が終わると、地元の食材やサーフィン関係の人脈を活かして
一捻り加えたサイドメニューに装いを変えます。
オーストラリアのソウルフードと道産じゃがいもを添えた「ミートパイ」や、
とうもろこしの「キャラメルポップコーン」など、
秋バージョンの人気のラインナップへと変わり、「surfers the crow」さんは
一年通して人気のキッチンカーとなっています。
ここまでくると、看板メニューで売るのではなくキッチンカー自体がブランド化します。
いつも楽しみながらオーナーは営業しています。
さて本題ですが、こうしたメニューを変えて営業するのに最適なキッチンカーは
もうお気づきかと思いますが、主力の主食を扱わないこと。
ライトな感覚で注文できるドリンク類でも、こうしたキッチンカーと
カレー屋さんが提供しているドリンクではやっぱりイメージが違いますし、
かえって主食が色褪せてしまうかもしれません。
夏はクラフトビールなど、ドリンク関係のキッチンカーが多いのですが
欲張って焼き鳥屋さんがビールを扱っても、あまり良い結果は望めません。
季節ごとのメニューの変化は、サイドメニューに特化した
こうしたキッチンカーならではといえますね。
今回紹介した「surfers the crow」さんは、実店舗もあるので
事業のプラスアルファでの参入だからこそライト感覚で挑めて
ここまで人気になったという側面もありますね。
既存店をお持ちで、キッチンカーに参入する方にはとても参考になると思います。
キッチンカー自体のブランド化に成功したら展開もしやすいでしょうし、
これからも「surfers the crow」さんは注目です。
それぞれの事情もありますので、キッチンカーで生計を立てる場合は
主食の方が安定ですが、人によっては目指すべき形は
キッチンカーのブランディングかもしれません。
キッチンカーのスタイルも運営する経営者次第ですね。
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