まだまだ先行者利益のあるキッチンカー販売。
急成長を遂げている市場は、いずれ早い段階で
過渡期を経て成熟期に差し掛かるはずです。
昔からクレープや焼鳥といったキッチンカーのはしりといえる
移動販売は需要があり続けて成り立っていたので、
業界としての衰退期が来るとは思いませんが、
供給過多で淘汰されるキッチンカーは増えるでしょう。
消費者にとってみれば、より洗練されてメニュー価格も適正価格の
キッチンカーが生き残りますので、気軽に利用しやすくなりますし、
商売として当たり前の話でもあります。
どちらかといえば現在がお祭りの露店価格が通用するバブル期ともいえます。
すでに、先を見据えた経営者の人たちは動き出しています。
もちろんブランディングが出来れば一番理想的でしょう。
オリジナル商品をブランド化する訳ですが、そう簡単にはいきません。
例えるなら、歌手や芸人さん達のように、いくら才能があっても運や縁に恵まれずに
埋もれてしまうことがほとんどです。
では、ローカルな場面からブランド化とまではいかなくても
ある程度地域に定着する商品になるにはどうしたらいいか。
具体的な例としては、空港や道の駅などのお土産屋さんに取り扱ってもらう。
百貨店やスーパーの催事商品として取り扱ってもらう。
いきなりコンビニのラインナップを意識してしまうとハードルも高いので、
そうした比較的取扱可能な場所で実績を積み、
商品改良を重ねてステップアップしていくイメージですね。
そうした取り組みが、さまざまなバイヤーさんの目に留まり
大きなビジネスへと発展するものです。
バイヤーさんもいい商品を探し回っていますから。
何もアクションを起こさなければそうした機会は訪れません。
お弁当やパンを販売しているのなら、仕出しや企業単位の定期購入開拓や
ゴーストキッチンの併用、グループホームの給食など、
考えれば、商品の活躍先はたくさん思いつくはずです。
先を見据えた経営者は、日頃からそうしたことを考えて実行しているものです。
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